不定詞と動名詞で意味が変わる動詞
- Takahiro ENDO

- 2021年10月10日
- 読了時間: 2分

こんにちは。
出張塾講師MANABI PLUS+の遠藤です(^^)/
中学生の頃、
want・need・try・hope+不定詞(toV)
enjoy・ stop・finish+動名詞(Ving)
と習います。
この不定詞は「名詞的用法」で動名詞と同じく「toVすること」と訳します。
同じ意味なんだから、今日の気分で♪、、、とはいかないんです😭
同じ意味なのに、実ははっきりと使い分けられています。
では、どのように使い分けているのか見てみましょう。
不定詞(toV)と動名詞(Ving)の使い分け
問,次の空欄に、〔 〕内の動詞を不定詞か動名詞に変えて入れましょう。
① I’ll never forget ( ) Geneva when I was a student. 〔visit〕
② I must remember ( ) a letter to her tomorrow. 〔send〕
③ I tried ( ) a letter in English by myself, but after an hour I gave up. 〔write〕
さあ、いかがでしょう。
3つとも答えられましたか?
答えはこの下に書いてあります。
答,
① visiting
② to send
③ to write
3つとも正解できましたか?
それでは簡単に解説してみます。
解説
そもそも、不定詞と動名詞は同じように見えて、少し違いがあります。
全てではないですが、不定詞は「未来」のこと、動名詞は「過去」のことを表すときに使うことが多いです。
このことから、不定詞と動名詞の両方とも使える動詞の中には、この「未来」と「過去」の意味を含んだ表現をしているものがあります。
例えば、
① I’ll never forget visiting Geneva when I was a student.
について
forget …「忘れる」visit Geneva …「ジュネーヴを訪ねる」
この二つを組み合わせると、次の2つの意味が出来上がります。
1,「(これから)ジュネーヴを訪れることを忘れる」…不定詞
2,「(過去に)ジュネーヴを訪れたことを忘れる」…動名詞
そして、残りの文の意味を組み合わせましょう。
「私は学生だったときに、○○○ことを決して忘れないでしょう。」
さぁ、1,と2,のどちらが相応しいですか?
もちろん、2,ですね!?
不定詞と動名詞で意味が変わる動詞
forget toV~ 「toVすることを忘れる」
forget Ving ~ 「Vingしたことを忘れる」
remember toV~ 「toVするのを覚えている」→「忘れずにtoVする」
remember Ving~「Vingしたことを覚えている」
try toV~ 「toVしようとする」
try Ving~ 「試しにVingしてみる」
stop toV~ 「toVするために立ち止まる」→「立ち止まってtoVする」
stop Ving~ 「Vingするのをやめる」
regret toV~ 「残念ながらtoVする」
regret Ving~ 「Vingしたことを後悔する」
mean toV~ 「toVするつもりだ」
mean Ving~ 「Vingすることを意味する」
go on toV~ 「さらに続けてtoVする」
go on Ving~ 「Vingし続ける」




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