see・watch・lookの違いって何?
- Takahiro ENDO

- 2021年3月26日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年4月12日

こんにちは😃
MANABI PLUS+の遠藤です。東京都武蔵野市を中心に、塾講師と家庭教師をしながら活動中です。
日本語でも、「走る」と「駆ける」って何が違うのか、日本人でも説明できないですよね。
「廊下を走らないで!」とは言うけど、「廊下を駆けないで!」とは言わないですね。言うのかもしれないけれど、日本人だったら何か違和感を覚えます。
私たち日本人は、日本語のネイティブスピーカーです。同じような意味の言葉も、自然と使い分けているのですね。しかし、外国語となるとその「自然な」感覚がないので、同じ意味の単語に出会ったとき、どれを使えばいいのか私たちは困ってしまうのです。
今回は、生徒たちからよく質問のある「見る」について考えてみましょう。
see:「全体を」見る
①意識的に「全体を」見る
②自然に「全体を」見る
の2種類があります。
① I see. (わかった!)
相手の言ったことの全体像が、頭で意識して理解できた!という表現です。
② Did you see a man in a black coat?(黒いコートを着た人見かけた?)
人探しをしているような場面ですね。特に意識なく自然にその人が視界に入りませんでしたか?といった具合です。
watch:「動いているものを」見る
I watched a soccer game yesterday. (昨日サッカーの試合を見たよ。)
選手とボールが動き回る試合そのものを見た、ということですね。もし I saw a soccer game.と書いたら、ぼーっと試合を見ていたということなのでしょうか。それとも競技場の席に座ってお弁当でも食べていて、試合は背景に過ぎない…という感じになるのでしょうか(笑)
look:「止まっている一か所を」見る
そもそもlookは「~に見える」なので、正しくはlook atなのですが、、、
Look at this.(こっち見て!)
学校の先生がよく言いますよね。黒板をパンパンたたいて、「はい!ここ注目!」みたいな場面を思い浮かべましょう。黒板の一か所を指差して、ここ見て!という感じですよね。
その他の「見る」
stare:「じろじろ」見る
物陰から誰かがこっちをじろじろ見てる・・・こわい(笑)
glance:「さっと」見る
美容室で雑誌をパラパラと目を通す感じ。
いかがですか?
よく使う「見る」にも微妙な違いが分かったと思います。まだまだ紹介していないものもあるので、ぜひ調べてみてください。
最後に、中学生の皆さんへ
ここまで読んでいると、「単語の微妙な違いまで知らないといけないのか~。」と思うかもしれないですが、大丈夫です!
高校入試では、これらを問うことはありません。
英作文を書くときには、これらのことを知った上で、この場合はwatchかな~と、ニヤニヤしながら書いてください(笑)
では、これからも英語を楽しみましょう!!




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