定期試験に実力はいらない?
- Takahiro ENDO
- 2021年10月24日
- 読了時間: 4分

こんにちは。出張塾講師MANABI PLUS+の遠藤です(^^)/
2021年秋、昨日の東京では新規コロナウイルス感染者が19人。ワクチン接種が進んでいるせいか、感染抑制がうまくいっているようです。理由は何にせよ、早くコロナ渦ら脱出したいものですね。
さて、10月ももうあと少し、いよいよ11月の定期試験期間がやってきます。期末試験では9科目ありますから、準備もしっかりと戦略的に行いましょう。
今回は、定期試験に実力はいるのか?という疑問に答えていきます。
同じ試験問題を解いても、クラスの中には高得点をとれる人とそうでない人がいます。平均点は60~70点の間で調整されるように作られていますね。
当然のことを言っていますが、実は入試には存在しない定期試験だけの画期的なシステムがあるのです。
それは、
定期試験では「試験範囲があらかじめ示されている」ということです。
皆さん、私も含め、この事実は当たり前すぎて疑問にも思わなかったことですが、現実こうなっていますね。教科書のページから、ワークの範囲まで、ご丁寧に問題番号まで指定されていることもありますね。私の知るある学校では、試験範囲の中のポイントをまとめたプリントを配っているところもあります。
つまり、定期試験とはあらかじめ出題される問題がほぼ丸見え状態の試験なんです。
解答を先に配っているようなものだと思いませんか?
では、なぜこのような試験を行っているのか。それは実力を測ることが目的ではなく、成績をつけることが目的だからです。
100点を取った生徒と50点を取った生徒では、当然評価が変わらなければいけません。また、指示されたことをしっかりとこなす力を見ることも必要です。そのために。ある一定量の情報を暗記させ、それを的確に処理できるかを見ているのです。
こうして、成績の1~5を評価としてつけているのです。
例えば、マクドナルドでアルバイトをするとしましょう。まず初めに店長から伝えられることは、「マニュアルの暗記」でしょう。(私はマクドナルドで働いたことは無いですが・・・)それぞれの商品に、従業員だけに通じる独特の呼び名が付いています。それらを覚えて使うことで仕事がスムーズに進むからですね。そのため、呼び名の暗記が出来なければ仕事にならず、その人は失格の成績をつけられるわけです。
社会に出ると誰でも、ある一定量の情報を自分のものにしていくことが求められるのです。定期試験もその練習の一つなのではないでしょうか。
本当に実力を成績にしたいのであれば、試験範囲もなく全く見たことない問題を出題すればいいわけですからね。
定期試験の勉強をして結果に残すためには、試験範囲の内容の暗記が必須です。そこには何の感情もありません。おもしろいこともつまらないことも、ただ覚えます。ノートもワークも隅から隅まで確認しましょう。
そして、もう一つ忘れてはいけないことは、「先生の言うことがすべて」ということです。極端に言えば、先生が「地球は四角い」と言えば、それが正解です。「地球は丸くない」のです。以前こんなことがありました。社会の問題で、「リアス式海岸」と答える問題である生徒は「リアス海岸」と答え減点されていました。どちらも同じように見えますし、実際は同じです。しかし、授業内の板書には「リアス式海岸」とあったのです。
納得いかない気持ちはよくわかります。私がもしこの生徒だったら間違いなく職員室に乗り込んでいたことでしょう(笑)でも先ほども言った通り、定期試験は試験範囲の暗記です。そこには何の感情もいらないんです。
いったい何のために、と思うかもしれませんが、それは間違いなく成績のためです。内申点は入試で大きな役割を占めています。内申点が1つ足りないだけで、志望校を受験できなくなることがあります。「たった1つ足りないだけで」です。そんな簡単に自分の将来の進むべき道を閉じないでください。それだけ定期試験の得点は大きな意味があるのです。
もう一度言います。
定期試験の内容には、何の感情もいりません。しかし、点数にはこだわってください。
これから控えている受験のためにも、とにかく今はやるべきことに向き合っていきましょう。教科書やノートを暗記したら、もう一度やり直しましょう。とにかく覚え忘れがないようにしつこく覚えましょう。試験が終わって「なんだ、こんなもんか」と思えたら勝ちです。
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